河津桜を観に行こう!(出発〜河津桜原木編)

昨年NHKで放映された初心者向けデジイチ入門番組で写真撮影の舞台として紹介された河津桜の里。染井吉野より濃い桜の色と菜の花の黄色が川岸を埋め尽くす光景に魅せられて、いずれ一度は訪れてみたいと心密かに願っていました。こんなにも早くその願いが叶うなんて…贅沢ですね。そんなわけで、一足早い春を尋ねて、伊豆・下田を訪れました。
好天に恵まれたものの、今年は昨年よりも開花が遅れているということでした。とはいえ、全ての河津桜の元となった原木は、3分咲きほどとはいえ、綺麗な花を咲かせてくれいていました。


東名高速道路の由比ケ浜PAにてひと休み。食堂の建物の屋上からは富士山がとてもきれいに見えました。

ここへ寄り道した理由はこれ!由比ケ浜を通りがかるたびに気になっていた「桜えび」です。私がいただいたのは桜えびのかき揚げのお茶漬け。大きなかき揚げはボリュームがあって美味しかった〜♪


河津町では桜まつりの期間中あちこちに駐車場が用意されています。この写真はその中の「ち」駐車場近くの桜の様子。まだまだ蕾が多いですが、数少ない開花した桜を求めて沢山のメジロが飛び交っていました。


原木は道路沿いの民家の正面に植えられています。とても素敵な景色でしたが、お手入れも大変だし、何より、観光客が集まるこの時期は住人の方は落ち着かないでしょうねー。この日はまだ桜も咲きそろっていなかったので人出が少なかったようですが、それでも歩道から人があふれ、観光バスもこの原木の前では徐行していました。交通整理をして下さる方がずーっと声をかけて下さっていましたが…

樹全体を見ると3分咲きくらいなのですが、陽当たりの良い場所の枝先は見事な満開でした。

原木を下から見上げた様子。とても大きくて、横に張った枝には支えが添えられていました。


原木から駐車場へ戻る途中、川に向かって畑の中の道を通りました。道の向こうに少しだけ桜が見えています。菜の花も咲いて良い感じ。地元の方からすればはた迷惑な観光客でしょうね。でも田舎育ちの私には懐かしい風景でした。

小振りで可憐な桜。これも河津桜かな?原木の花と比べるとちょっと違う様にも感じますが、どうでしょう。
河津桜は寒い季節に咲くせいか、染井吉野に比べて開花期間が長いそうです。桜の花を長い期間楽しめるなんて贅沢ですよね。西行さんに教えてあげたいわ。