全員に毎月8万円

何となく目についたニュースです。
政府の年金運用は間違い 全員に毎月8万円一律に配れ

まぁ、今更ホリエモンっていうのもっていうのもありますが。それにしても、内容がほんとに全くなんだかなぁ…

私は経済のことも、税金のことも、年金のこともドシロウトです。でも、こういう上からバラ撒けばいいっていうのは間違っていると思ういます。国民から一旦税金という名目で吸い上げたお金を全員に配る、配ってやる、みたいな考え方がおかしくないでしょうか?

インタビューの中で言っている、

僕はもともとプログラマーだったんですけど、プログラマーには「複雑なことは悪いことだ」という思想がある。

っていうのにはわかる気もするのですが(苦笑)、よりシンプルに考えるなら、国民が自分で働いて得た収入のうち生活に必要な最低限の金額は国民の手元に残しておくべき、って思います。つまり、先ず初めにすべきは基礎控除の額の見直しです。一律38万円って、いつ頃決めたのか知りませんが、これじゃぁどう考えても生活できませんよね?ちゃんと働けば最低限でも生きていけるというモデル*1を構築し、基礎控除額を見直しして欲しいです。確かに手間はかかるかもしれませんが、一旦吸い上げたお金をまた配るという手間に比べれば建設的で無駄ではないように思います。大切なのは「生活保護に頼れば良い」という甘えを助長するのではなく、とにかく働けば生きていけるという現実を見せることではないでしょうか。

そういえば、会社員などの給料から天引きするというこのシステムも、戻り作業が多くて綺麗じゃないですよね。年末調整は、ちょっと多く集めすぎたから手続きした人には返してやるよ、というような高圧的な感じがします。「いったん集めたのですがちょっと集め過ぎてしまいましたので、お返しいたします。」くらいの腰の低さが欲しいところです。(笑)だいたいこの還付にも間に事務手続きがあり、人件費や手数料がかかっているわけで、無駄ですよねぇ。その上このシステム。生活ができる程度の収入がある方なら耐えられるかもしれませんが、アルバイトなどでなんとか生活をつないでいる人達や、日給で受け取るような仕事を月に何日かしながら生活している人達にとっては、天引きされるその金額が大きかったりするのではないでしょうか?

そういえばさらに消費税を上げるという方もいらっしゃいますね。自分たちの仕事・生活・態度は変えないけれど、足りないとなったら税金と称して国民から吸い上げれば良いや、って。これって時代劇の悪代官みたいです。歴史上に悪政の例は沢山あるだろうに、そこから何ら学ぶことができない、自分の身に置き換えて考えることができないんでしょうね。

なんだか毒っぽくなってきたのでやめます。一庶民のたわごとでした…

*1:これは賛否両論ありますが、都会で部屋を借り一人で衛生的・健康的な生活ができるくらいの金額で良いと考えています。それを数年に一度きちんと見直しを計ることもポイント。