オーストリアへの旅 その拾壱/グラーツ観光編

5泊6日も滞在したグラーツ(Graz)ですが、ほとんど観光はできませんでした。唯一、夕方17時を過ぎてからシュロスベルク(Schloßberg)に登り、グラーツで最も有名な鐘「リーズル(Liesl)」の鐘楼(Glockenturm)と時計塔(Uhrturm)だけは間近で見る事ができました。

 
シュロスベルグ下のトラムの停留所とシュロスベルグ広場。広場入り口の右側に怪しげなウィンナーのオブジェがあります。ここから見るとちょっとした要塞のように見える山には、崖伝いに頂上までの階段(Kriegssteig)があります。もちろん、歩くのはちょっと…という人のためのエレベーター(Schloßberglift)も用意されています。今回はここからではなく、もう少し先にあるケーブルカー(Schloßbergbahn)に乗って頂上へ行きました。


 
ケーブルカーの先頭と、頂上のケーブルカー乗り場。



ケーブルカーを降りると、目の前に鐘楼が見えます。時間内であれば中に入って見学できるようです。



いかにも、のお土産屋さん。陶製や鋳物製の小さな置物、キーホルダー、絵葉書、ぬいぐるみ、Tシャツなどなど。シュタイヤマルク州(Steiermark)の紋章をデザインしたものも沢山ありました。



大砲も残されていました。要塞として使われていた名残かと勝手に思い込んでいたのですが、ガイドブックによると、これは火災の際の警報として使われていたものだそうです。



グラーツのトレードマークの時計塔。旧市街のあちこちから眺めていたのですが、やっと近くまで来る事ができました。


 
山の上には3件のレストランがありました。左の写真のレストランは時計台から少し歩いた道の突き当たりに。ワインをいただきながらちょっと贅沢なお食事を楽しむ大人の場所、という感じでした。今回私は右の写真のレストランでお食事をいただきました。こちらは時計塔のすぐそば、エレベーター乗り場が見える場所にあり、モダンで明るく、オープンなレストランです。


 
お食事を注文してから待っている間にちょっと雨がぱらつき、その直後、大きな2重の虹が現れました。旅行最終日のお食事の時間だったので、なんだか幸せな気分〜♪私がいただいたのは「エーデルワイス」というオーストリアのビールとニョッキ。この前に美味しいパンも出していただいたのでお腹がいっぱいになってしまいました。



お食事が終わるともう夜の21を過ぎ、さすがに暗くなり始めていました。



帰りはエレベーターを使って下山。降り立ったら青白い光が印象的なSFチックな洞窟の中でした。



シュロスベルグ広場からの夜景。山の下にある2つの出入り口のうち左の方がエレベーター乗り場へ続ています。