オーストリアへの旅 その拾/ウィーン宿泊編

学生の時は(当時ネットは無かったので電話でしたが…/苦笑)JHCを利用し、その後はアップルワールドや場合によっては直接予約という事が多かったのですが、今回はトリップアドバイザーの口コミやBooking.comのレビュー等を参考にして選びました。

今回、宿泊先を決定する時のポイントは次の5つ。

  • 禁煙ルームとインターネット接続は必須
  • 一つは新しいモダンなタイプのホテル、もう一つは旧来のヨーロピアンタイプのホテルにする
  • オーストリア到着時のホテルはグラーツ(Graz)への移動を考えウィーン南駅(Wien Südbahnhof)の近くで探す
  • 帰国前の宿泊は、半日しか無い時間を有効活用できるよう、旧市街地の真ん中で探す
  • 大切なのは安全性とコストパフォーマンス!

数日かけてあれこれ見比べ、今回の旅行ではPAKAT SUITES Hotelに2泊とAviano Pension1泊する事に決めました。

ではまずPAKAT SUITES Hotelからご紹介しましょう。2008年にオープンしたばかりの新しい5つ星ホテルです。オーストリアへ行って初めて宿泊するのが5つ星とは、なんて贅沢!今回宿泊したのはAttachée suiteというランクのお部屋だったのですが、ウォーク・イン・クローゼットがあったり、バスルームにはバスタブとは別にシャワーブースがあったり、トイレは別だったり、とにかく広い!そして最初に冷蔵庫に用意されている飲み物は全てフリーというのも嬉しかったです♪アメニティも、化粧水等まで用意されている日本のホテルほどではありませんが、バスローブやタオル地のスリッパもあり、さすが名前にスイートとつくだけありました。ただし。モダンなデザインホテルというコンセプトですし、歴史ある一流高級ホテルと比べると価格もリーズナブルなので、キラキラ・ゴージャスを期待してはいけません。それから、こちらのホテルの予約は「朝食抜き」のルームチャージのみでした。朝食には別途一人15EURの追加が必要です。ウィーンですから朝はカフェでモーニングという楽しみ方もありますので、その辺りは考え方次第だと思います。

 
ソファのあるリビングスペースと、大きなベッドのある寝室スペース。



その真ん中に部屋を分ける壁のような役割を果たすテレビコーナー。実は壁の両側にテレビがついているので、2人いたら別の番組を見る事も可能です。ここにはコンセントとLANポート、そしてケーブルがコンパクトにまとめられていました。


さて、次はAviano Pensionです。ここは、ペンションとある通り17部屋しか無い規模の小さな家族経営のホテルです。でも立地条件と、色んなサイトでの宿泊者のレビューが良かった事、そして何より紹介されている写真を見て「こんな部屋に泊まってみたい」と思ったので決めました。
 
内装はピンクと白を基調としたもので、清潔感があり可愛らしいお姫様気分を味わえます。



私が宿泊したのは多分このホテル唯一のシングルルーム。窓からの景色は裏庭だったり、シャワーしかなかったり、ホテルで一番コンパクトな作りだったりしますが、一人で滞在するには十分な気がします。ちなみに、同行者が宿泊した部屋は角部屋のツインで、広いだけでなく、ちょっとしたキッチン機能も備えていました。リビング用の長椅子だけでなく、キッチン用のテーブルセット、さらには食器や調理器具もある程度準備されているので、長期滞在を考えていらっしゃる方々にはありがたい設備だと思います。

さて、宿泊者の口コミを見ると、このホテルはとにかく辿り着くまでが難しいようでした。私は住所が記されているホテルのページをプリントして持ち歩き、最終的にはタクシーの運転手にその住所を見せてホテル前まで連れて行ってもらいました。ですが本当に便利な場所にあるので、すこしでもお役に立てるよういくつかのポイントをご紹介しておきます。


ケルントナー通りをシュテファン大聖堂から国立オペラ座に向かって歩くと、中間辺りの通りの右側にマクドナルドの看板を掲げた建物があります。この建物の最上階とその下の階がAvianoの客室として使われています。



ちなみに、前述の建物の角で右を見ると、突き当たりには皇帝の骨が収められているというカプツィーナ教会(Kapzinerkirche)があります。



その角を曲がってカプツィーナ教会に向かって歩いて下さい。Raiss Barの隣にAvianoの入り口があるのですが…見逃してしまいそうな小さな入り口です。でも日本人である私たちが宿泊するということで日本の国旗を掲げておいて下さいました。そんな心遣いがとても嬉しいですね♪そうそう、この入り口は夜10時を過ぎると鍵をかけられてしまいます。自分の部屋用に渡された鍵にはこの扉の鍵もついているので、コンサートなどで帰りが遅くなるときは忘れずに鍵を持って外出して下さい。



小さなリフトはスーツケースを持った大人が2人乗ったらいっぱいいっぱいでしょう。最上階の「A」表記がAvianoのフロントのあるフロアです。このリフトの扉は二重になっていて、上下に動く箱の扉は自動ですが、各階のエレベータホールの扉は手動です。この手動の扉を開けないといつまでたっても乗り込めません!



この日はとても気持ちのよい朝だったので、バルコニーの席で朝食をいただきました。チーズもウィンナーもパンも、全て美味しかったです♪一度に沢山食べられない私はいただけなかったのですが、スイカやブドウなど、フルーツも沢山選べるようになっていましたよ。