オーストリアへの旅 その八/ウィーン・モーツァルト・コンサート編

短い日程とはいえせっかく音楽の都ウィーンへ行くのですから、ぜひ本場でクラシックコンサートを鑑賞よう!と意気込んで事前に情報を集めました。ところが7月になるとウィーンフィルフォルクスオーパーは夏休みをとるのですね。夏休みと言ってもずーっと活動をお休みしているわけではなく、ウィーンを離れ他の町や国での公演があったり、個人で活動されたりするのだそうですが、私とは入れ違いです。(涙)
けれどもさすがウィーンは音楽の都です!観光客向けに、ほぼ毎日休まずに何らかの形でコンサートを開いてくれています。その一つがこのウィーン・モーツァルト・コンサート*1楽団員は指揮者も含め全員がモーツァルトの時代の衣装をまとい、素人の私にもなじみ深い曲を中心に演奏してくれます。私は旅行前にここで事前に予約を取り、ウィーンへ到着後にオフィスまでチケットを受け取りに行くようにしておきました。そうすると手数料もかからずお得なのです。*2さらに、「小さな子供が一緒なので(←今回これは本当です。)できるだけ舞台の見やすい座席をお願いします。」とリクエストをしておいたら、偶然かもしれませんが、舞台中央の前から2列目の席を用意しておいて下さいました。直接の予約ならではだと思うのでお勧めです♪


コンサートは20時15分開始。それまでの間、国立オペラ座のすぐ北側にあるホテル・ザッハ(Hotel Sacher)のカフェで休憩しました。


 
本当はお夕飯の時間だったのですが、ここに来たらやはりザッハトルテとウィンナー・コーヒーでしょう。このカフェの隣にある売店では、店員さん達は「ザッハトルテ」と言わず単に「ケーキ」と表現ていました。さすが元祖!(笑)たっぷりのチョコレートでコーティングされたスポンジ部分は少々重いのですが、チョコレートは甘すぎず、添えられている甘くないクリームとのコンピネーションが絶品でした♪



夜の19時30分頃、しかも雨上がりだというのにこの明るさ!


 
そして建物の中に一歩足を踏み入れると、またまた豪華な内装!プログラムを売っているスタッフの衣装も素敵でした。



後ろの席から会場全体を見渡すとこんな感じ。絢爛たる緞帳は「鉄の緞帳」とも呼ばれているそうです。


 
舞台側から後ろを見た様子と、天井のクリスタルガラス製の照明。元々は巨大な(!)シャンデリアだったそうなのですが、安全上の配慮から撤去されたのだそうです。



会場の売店で出会ったモーツァルト・ベアも記念撮影。



あまりに素敵な衣装だったので音合わせ中に急いでパチリ!立ち上がってバイオリンを弾いていらっしゃるのがこの日のコンサートマスターコンサートミストレス)です。*3



休憩室となっている大理石ホールにはチョコレート製のオペラ座が飾られていました。


 
コンサートが終わって外へ出ると、さすがに暗くなっていて、あちこちがライトアップされていました。右の写真はオペラ座のすぐお隣のホテル・ブリストル(Bristol)

*1:このページ、日本語の訳が微妙におかしかったりリンクが切れていたりしますが、ご愛嬌という事で。(笑)

*2:オフィスは国立オペラ座(Wiener Staatsoper)の道路を隔てた向かい側にあり、観光の途中立ち寄るのにも便利な場所です。私がコンサートに行った日はちょうどこのオペラ座での公演でだったので本当に楽チンでした。

*3:公演中は撮影禁止だったと思うのですが、指揮者が登場して演奏が始まっても会場のあちこちでフラッシュが光ったのにはちょっと驚きました。音合わせ中とはいえ少々お行儀が悪かったなぁ、と私も反省しています…