オーストリアへの旅 その伍/ウィーン観光編(4)

プラーターで童心に帰りひと遊びした後は、地下鉄でウィーン旧市街の中心シュテファン大聖堂(St. Stephan)を目指しました。シュテファンプラッツ(Stephansplatz)駅で降りると、地上に出る前の踊り場の壁がガラス窓になっていて、教会の地下を見学できました。


地下には歴代のウィーン司教とともに、ハプスブルク家の人々の心臓以外の内臓(←?)、そして1679年にヨーロッパで大流行したペストで亡くなった方々の遺骨が保管されているそうです。ガイドツアーもあるそうですが…



地上に出るとすぐにこの大きな教会が目に入ります。それにしても凄い数の観光客!ボヤーッとしているとあちこちから「ニーハオ!」と声をかけられました。今は東洋人=中国人の印象が強いのかなぁ。時代の流れを感じますね。それとも個人的に中国人っぽく見られたのか?(謎)



これは別の日の早朝に撮影した写真です。広場に誰もいない写真を撮ろうと思ったら早起きしてお散歩するのが一番!



せっかくの大聖堂も工事中のため半分くらいが幕に覆われていました。ただ幕には隠れている部分が実寸大でプリントされていたので、教会全体の雰囲気はわかるようになっていました。



中に入ると大きなパイプオルガンが。



なんて書いてあるのでしょう?それにしても、教会の中だというのに骸骨の装飾とは…でもこれだけではないのです。柱や壁、そして外壁の彫刻には獣や怪獣等、不思議で面白いものが沢山ありました。



中央の祭壇の装飾は本当に絢爛豪華!ステンドグラスも綺麗でした。



こちらも早朝の写真。朝のお祈りを捧げていらっしゃる方くらいしかみえない時間帯だったので、形だけですが一番後ろで短いお祈りを捧げ、写真を撮らせていただきすぐに引き上げました。静かに立ち去ろうと思ったのですが、入り口にある寄付の箱に小銭を入れた瞬間に教会の鐘が大きな音で鳴り響き、心臓が飛び出すほど驚きました!寄付を入れると鐘が鳴る仕組みっていうわけでもないでしょうから時間を知らせる鐘だと思うのですが、タイミングが良すぎたせいもあり、静かで神聖な空間を乱してしまったような気がして恐縮しました。



これはお昼過ぎ、旧市街を散策しながら美術史博物館(Kunsthistorisches Museum)を目指そうと外へ出て振り返った時の写真です。