室生寺、そして室生龍穴神社へ…

近くを通りながらなかなか立ち寄る事のできなかった室生寺。女人高野とも呼ばれるこのお寺の詳しい由緒は知らないのですが、子供の頃から数回訪れている、お気に入りの場所のひとつです。
本当に久しぶりだったので(五重塔が修復されてから初めてです。)近辺の状況も忘れており、とりあえず見つけた駐車場に車を止めたら一番遠くの駐車場でした。でも室生寺まで歩く途中に草餅やよもぎ入り回転焼き(←1個90円なり。これが美味しかった!)のお店があって、帰りに買うお土産を物色しながらフラフラ歩いていたらあっという間に到着。門前のお守りやおみくじにもひかれたのですが、先ずはお参りしてからと赤と青の仁王さんが構える仁王門をくぐりました。
入山料大人ひとり600円を納めて中へ入って少し歩くとすぐに階段(鎧坂)があり、その上には金堂が見えます。ちょっとした階段ですが、全部で700段あるといわれていますからまだまだ序の口。金堂ではお経を唱えていらっしゃり、私はそれに便乗してお参りさせていただきました。まだまだ先は長いので奥へと進んでいきます。
次に見えたのは大きな幕に覆われた工事中の本堂。その脇の階段の上には五重塔が見えます。台風で受けた損傷の陰も無く、逆に色鮮やかで凛とした、清々しい姿を見せていただきました。
そしてここからが山場です。数字を聴くだけでは実感できなかった700段の階段の洗礼を受けました。確かに常日頃運動不足を実感してはいるのですが、これほどつらいとは思いませんでした。「膝が笑う」とは正にこういう事なんだ、と実感。途中、休み休み、ヒーヒー言いながらヨタヨタと頂上へ。なんとか奥の院でお参りすることができました。
山頂にはお年を召した男性がみえて、朱印帳へ判を押し一筆書いてくださいました。この方は毎日ここまで上っていらっしゃるのか、と思うと、日々修練。毎日続ける事の重さを感じるとともに、自分の不甲斐なさをまざまざと感じました。
そんな山も下りるときはあっという間。転がるように下山し門前まで辿り着くと、先ずはおみくじ。そしてお土産屋さんへ一直線。草餅を入手しご満悦で次の目的地へと自動車で移動しました。
歩いても行かれるとの事でしたが、帰り道と同じ方向なので自動車に乗って室生龍穴神社へ。誰もいない鬱蒼とした木々の中にポツンとお社が置かれていました。本当はさらに奥まで行ってみたかったのですが、お参りをし、写真を何枚か撮影させていただいたところで、また別の機会にという事で神社を後にしました。
帰り道はまたまた順調。渋滞知らずで13時には自宅付近まで帰る事ができました。でもさすがに疲れたのか、帰宅後はお昼寝。明日の筋肉痛が怖いです…
写真は、昨日到着したばかりのTokina AT-X 165 PRO DXで撮影した室生寺五重塔です。自然な色の表現や、画の密度感(?変な言葉)に感激しました。お気に入りの1本になりました〜♪それにしても16mmってすごい!面白い!!